おうち英語を始めると気になってくるORT(Oxford Reading Tree/オックスフォードリーディングツリー)。評判が良いから取り入れたいけど、種類もたくさんあるし、CTP絵本との違いもよくわからないし、値段も安くないし、どこから取り入れたらいいかわからない……と迷われている方もいるのではないでしょうか。この記事では、我が家のORT購入・導入方法から便利、有効な使い方を紹介します。
ORTとは？ 概要を手早く理解するにはこの本がおすすめ
ORTは、ディズニー英語システムレベルの高額絵本ではないものの、安くはありません。せっかく高い買い物をしたのに思っていたものと違って後悔……とならないように、まずはお試しボリュームでORTを取り入れるのをおすすめします。
我が家は、実際のORTを購入する前にCD付き書籍「イギリスの小学校教科書で楽しく英語を学ぶ 古川昭夫・宮下 いづみ/著」を購入しました。この本は本当におすすめ！ ORTの概要と、どのように学習に生かすかの方法、レベル紹介などが記載されているので、この本を読めばORTの全体像がわかります。
そして嬉しいのが、8冊分の本とその音声が入ったCDが入っているのです。本は別冊ではなく、この本の中に格納されています。お試しボリュームと言いましたが、ここに入っている各ストーリーはフルバージョン！ よくある「続きは実際のものを買ってね」といったものとは違います。ORTが自分の家・子供に合いそうか判断するには十分なボリュームです。
実際、我が家ではこの本に入っているストーリーをCD音源を流して読み聞かせたところ気に入ったようで、何度も「読んで！」とリクエストがあったので正規のORTを購入することにしました😊
ORT正規購入の最初は「トランクパック」がおすすめ！
トランクパックAのパッケージの一部
上記の書籍で購入を決めた後、我が家はトランクパックAを購入しました。このパックを選んだ理由は２つ。１つめは、CDがついていること。２つめは、ステージ1のMore First Words、ステージ1+から4までの5シリーズがバランスよく入っているので、レベル感が把握しやすいこと。
↓私は価格が安いAmazonで購入しました（Amazon販売・発送なのも安心）
CDは必要？
ORTは、英国書籍通販サイト(The Book People)でCDがついていないパックを安く手に入れることもできます。Read with Biff, Chip and Kipper Collectionですね。33冊で16ポンド！(2019年11月現在）日本円で2200円ほど。送料がついたとしても……安い！！！
しかしながら、私が購入時に必須としたのが「CD音源付き」であることでした。理由は、最初にネイティブの発音・リズムでストーリーを楽しんでもらいたいたかったからです。しばらくはCD音源で読み聞かせを楽しみ、親子ともにストーリーに慣れた（覚えるくらいまで）後は、私の非ネイティブ発音での読み聞かせを解禁しました。CDで繰り返し聞いているおかげで、私が読む際も抑揚の付け方など自己流にならずに楽しく読んであげられるのです。
ちなみに最近の正規CDにはアメリカ英語とイギリス英語どちらの音声も入っているので、どちらをメインにするかは決めておいた方が良さそうです。私は断然イギリス英語の方が聞き取りやすくて好きなのですが、他の教材ではアメリカ英語が多いので我が家ではアメリカ英語をメインにしています。ちなみにアメリカ英語版の音声でも、内容は変わりません。
読み聞かせの際、音源をスムーズに使う方法
iPadで読み聞かせ
子供が「読んで！」とリクエストしてくるタイミングは、決まっていませんよね。そんな時、さっと音源を流せるように私は以下のような環境を導入しています。（本当は音声ペン(G-talk)があればもっと簡単なのだけど……子が小さいうちは音声ペンを口に入れたり投げたりしちゃうかなと思い、まだ導入していません。でも３歳になったしもう導入しても大丈夫そうだな〜）
- CD音源をiTunesに取り込む
- iTunesにORTのプレイリストをつくる
- iPadのiTunesを同期
- ORT絵本を読む時にiPadをかたわらに置いて、プレイリストから絵本タイトルを選んで流す
本当はSiriに音声認識させて、タイトルを言うだけで自動で音声が流れるようにしたかったんですが、うちの（？）Siriはなかなかうまく反応してくれず断念しました。Amazon EchoのAlexaと連動できればいいのですが、Amazonの音楽クラウドに音源を入れる方法を見つけられなかったので今はこのスタイルです。将来的には音声指示だけで完結できるようにするか、音声ペンを導入しようと思っていますが、今のところこれでまあまあうまくいっています。
↓我が家はそろそろ音声ペンを購入するタイミングかも😀（2019年12月追記：その後、ついに音声ペンことG-talkを購入しました❤️超便利😭）
中古じゃだめ？
ORTをたくさん購入しようと思うと、結構な価格になるため中古を検討されている方もいらっしゃると思います。手頃な値段の中古をうまく組み合わせて取り入れていくのはアリだと思います😊ORTについて、私はまだ中古を購入して利用したことはないのですが、CDつきでちょうど良いものがあれば購入したいなと思っています。
その際気をつけておきたいのは、ORTの絵本自体がペラッとしたペーパーバックなので、状態が悪いと使いづらいかもしれません。
ORTの効果は？
我が家に関しては「ORTは英語学習に効果がある！」と言えます。他の英語絵本に比べてもORTの効果は高いです。効果が高いと言える理由は以下のようなことから。
- 「読んで」とリクエストされる回数が多い
- “Come in!” “Egg hunt” など、この絵本から学んだ表現を子供が自然と使っている
- 年齢が上がっても飽きない
日本語の絵本でも、一回読んだらもう興味がなくなってしまうものと、何度も繰り返して読んでとせがまれるものがありますよね。我が家に関しては、ORTが後者にあたりました。いろんなテーマの物語が入っているので、我が子はその時々の気分で数冊を選んで「読んで〜」とリクエストします。ある時は、夕食が終わってからお風呂に入るまでの2時間の間ずっとORTを音声流しながら親子で読み続けたこともあります😄
物語性があってお勉強感がなく、各ページにつっこみどころが満載なので（メガネが落ちている・おじさんが塀の向こうからのぞきこんでいるなど）本当に飽きません。
CTPとの違いは？
私はORTはAmazonでトランクパックを、CTPはメルカリでレベル1の4冊パックを購入し、我が家がどちらが向いているか検証しました。その結果、我が家はORTが合いました。ORTとCTPの違いを個人的にまとめると以下です。
ORT
- ストーリー性がある
- 共通の登場人物がでてくる
- 絵のテイストが同じ
- 各ページに子供が好きそうなツッコミどころがある
- イギリス英語
CTP
CTPも優秀な英語教材です
- ストーリー性はあまりない
- 絵本ごとに登場人物が異なる（キャラ立ちした登場人物が出てこない）
- 絵本ごとに絵のバリエーションがある
- 色や境界線がはっきりした絵で乳幼児に見やすそう
- CD音源は一文ごとに繰り返し（お手本の声→子供の声）で流れるので聞き取りやすい
どっちを選べばいいの？
物語が好きならORT、英語自体の単語やリズム感を楽しみたいならCTPかなといったところ。でもやっぱりちょっとずつでもどちらも実物に触れて、反応をみるのが一番良いと思います。
我が家はORTメインですが、最初に買ったCTPも時々ひっぱりだして楽しんでいるので、どちらも買って損はないはずです😄
まとめ
ORTは優秀な英語教材です。「英語のお勉強をしよう」というお堅い感じではなく、「お話を読もう」と遊びの一環として取り入れられます♪そうなると全巻揃えたくなりますが、それは金銭面で結構きつい！ 我が家はトランクパックAで十分楽しめているので今のところはこのまま、この先もっと多読するようになったらトランクパックBや韓国サイト経由の個人輸入も検討しようかな〜。くらいのラフさで楽しんでいます。
最初の一歩は、Amazonのトランクパックがおすすめ↓
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